「長仁寺住職日誌」58
1日、兄弟夫婦だけの親の法事でしたがとても味わい深く暖かでした。 2日、新興宗教から新しく信徒になられた方のお月忌のご縁。他力の教えが新鮮で素直に喜ばれるのがうれしいです。前のところはよほど窮屈で押さえつけられていたのでしょうか。 3日、彼岸法要の前日、掃除に当番地域の方々が楽しそうに掃除、談笑をしておられます。以前は遠慮して、たのまずにいた時期もあったのですが、それはご本願をたのんでいなかったのだとしらされます。 今年は桜の花が早く咲き、散っています。下は掃かずに地面に散った花を楽しもうということになりました。大変よいアイデヤでした。
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「長仁寺住職日誌」57
30日、門徒会研修は、講師の野中五郎師の在家の立場での講和は僧侶とは違う響きがありました。元気付けらたことでありました。 法事は亡き人が子供たちを集められたことを見せて頂きました。日頃手を合わせない人も合掌させられます。 今日、お月忌にて、珍しくだれもいない中、読経していますと、5才、6才、7才(2人)11才の子たちが後ろに並びました。続いてお母さん、お祖母さんが座られました。子供たちに何になりたいか聞きました。警察官、自動車屋さん、お菓子屋さん、お坊さん。この子たちは生活していけるなと深く感じました。玄関に出て手をふってお別れのあいさつをしてくれました。
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「長仁寺住職日誌」56
このたびの聞光道は自身の歩みの分岐点とならされました。アジャセ王の回心。浄土の菩薩の功徳の味わいを自身が話しをさせていただき、聞かせて頂きました。 29日昼から、ゆっくり休ませて頂きました。明日は中津組の門徒会研修が長仁寺であります。
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「長仁寺住職日誌」55
27日、午前中はお月忌参り、家族葬の温かいご縁あり。12時30分より宇佐市の大徳寺様にて、宇佐組の推進養成講座あり、とんぼ返りにて、初七日あり。佛様に使っていただき、ご本願に乗せられてのこの頃であります。暗くて、枝にしがみついてじっとせざるを得なかった鳥が明るくなったので、飛び回っているような感じです。 今日は聞光道です。岐阜から田中秀法師、森はる美さん、田川から新開清英さん友松法純さん、吉崎法照さん等がこられます。どんな浄土のメロデイーが奏でられるのか楽しみです。
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「長仁寺住職日誌」54
お月忌、ご法事にお育てを頂きます。 今日26日は2人の病気お見舞いです。私においてのビハーラの実践です。ごく自然のことです。長仁寺カードを同部屋の人にも差し上げました。 お通夜があり帰敬式あり法名のいわれ、願いをお伝えさせて頂きました。 「親のお顔がにっこりされる1日を送っていきましょう」の色紙をもらって頂きました。
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「長仁寺住職日誌」53
19日の夜、お供養はおいしい弁当とお酒そして皆さんの近況の話題に花が咲きました。田舎の味わいであります。 20日は京都の圓徳徳寺様の彼岸会でありました。日帰りです。超一流の庭、建物。超一流の読経、超一流の参詣者、超一流の阿弥陀様のご法話を願いました。打ち上げの座敷に呉服屋さんのご主人さんたちと民謡を歌いました。 帰りのタクシーの運転手さんは元パイロットだった人でした、給料は20分のTになったけど家にいてもしようがないから働いているとのこと、別れしなに握手しました。後ろからその人が「グッドラック」の力強い声をかけてくれました日本もまだこれから活けるという喜びの余韻がわいてきました。
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「長仁寺住職日誌」52
10日間たちました。その間、成恒地区法要(昼・夜)。応因寺さんの春彼岸法要。原口地区3カ所の一つのお供養のご法座。ご法事、お月忌そしてラッシャイ、ラッシャイの印刷、配布、発送が終わりまして、一息ついてぼーとしていましたら、偶然野球の日本対プエルトルコ戦のあのシーンを視聴させられました。監督の甘い不徹底な支持ミスに自分の姿を見せられました。 日々の生活の浮かれた軽率な姿勢が照らされました。雑で人のいいところを甘く自分で自分を許しているところがあります。 大石先生はじめお世話になった先生方には、温かさと明るさに満ちていましたが甘さは感じたことはありませんでした。申し訳ない事であります。十重、百重に私は守られお育てを受けています。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏
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「長仁寺坊守日誌」7
今日は9日土曜日です。 一昨日、住職は高岡の超願寺さんへ出講。昨晩帰りました。 今日は法事がありました。 休みなく使っていただいております。 今はスイミングへ出かけて行きました。
先日、この「住職日誌」に「長仁寺坊守日誌」も入れることにして、今日で7までになったんですが、どうも具合悪いようです。 というのは、容量の問題です。
そういえば、HPのシステムを作っていただいている人からそのようなことを聞いたような気がします。 ですから、やはり坊守はとなりのブログに移動することにします。
ブログには、大石法夫先生の御書信を毎日投稿しています。 主にそのためのブログになっていますが、そちらは容量は無制限ですから、写真なども載せています。 どうぞブログの方も覗いてください。
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「長仁寺坊守日誌」6
報恩講に名古屋から二晩泊まりの日程でお参りになった女性の方、Mさんについて、5日のサンガの会でも、昨日の婦人会の役員会においても話題になりました。 ほとんど全盲に近い障害をもちながら、ひとりで長仁寺までお参りになったのです。 彼女を動かしている菩提心に深く感動さされます。
同じように驚きを感じた人が多かったのです。 サンガの会では、あのような方が遠くからわざわざお参りにくるなんて、長仁寺のどこにそんな魅力があるのだろうか?と思ったと言われました。
婦人会では、Mさんの感話を聞いているうちに、自分は苦労したと思っていたけれど、大した苦労はしていなかったと思って、涙が溢れたと言われました。 Mさんを動かしている菩提心に触れて多くの方が見えないなにかを感じてくださったようです。
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「長仁寺坊守日誌」5
今日は婦人会の役員さんたちと会食しました。 報恩講のバザーをがんばってしてくださったので、労をねぎらうため、バザーの報告やら、収益金の還元について話し合うためでした。
奥さんたちは集まると、とにかく話題がつきません。 情報も豊富だから、情報の交換もあるし、またいろいろ愚痴もでます。 報恩講の最中に感じたことも聞かせていただきました。
またこれまでご苦労されてきた若い頃の話しも出ました。 こういうところは、お参りに行ってお年寄りが話されることと違いありません。 自分がいかに家のために苦労してきたか、誰かに聞いてもらいたい、自分の苦労を認めてもらいたい、そういう要求をみな等しくもっています。 それぞれのご苦労に甲乙はつけられない。 みな絶対の人生を生きています。
苦労に耐えて、家を守り、親をおくり、伴侶をささえてきた女性は何事にも自信があり、安定感があり、たのもしい存在です。 自力の頂点までのぼりつめた威厳があります。
そういう方々が婦人会にはたくさん居てくださり、長仁寺を支えて下さっています。 お寺はそういう方に、それからの方向を示し、人間としての究極の完成を提供しなくてはなりません。 それが出来ないなら、お寺は信頼を失い、権威は失墜してしまいます。
一生懸命生きてきた人だからこそ、さらにその先に進んでいただきたい。 私はそう願わされました。 すなわち、蓮如さまがおっしゃった、凡夫が佛になる、という人間の究極の幸せを勝ちとっていただきたい。 その道が提供できないなら、お寺は存在の意味を失います。
私は、婦人会の人たちとともに、その道を歩ませて頂こう、そういう願いが湧いてきて、胸が熱くなりました。
婦人会の奥さんたちはみな主婦としてベテランだから、人間としてできた人たちなんです。大抵のことに対応できる能力を持っているし、安心しておつき合いできる人たちです。 自力でいけるもっとも最頂点に近づいている人たちです。 そういう人に人間としての完成まで到達していただけるよう、導く仕事が僧侶の仕事です。 要するに仏になるところまで。
それができなければ、寺は信頼を得ることはできないでしょう。 自分と同等か、相手はそれ以上なんだから。 みくびられるか、信頼を得られず見限られるか。 うまくいってせいぜい利用関係で終わるのでしょう。
願わくば大衆とともに。 我一人の安住にとどまらせないのが菩薩道です。
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